スタジオのこと

コマーシャル・ストリートの小さな印刷所。

4人と、活版印刷機が1台、いつでも湯気の立つやかんが1つ。角を曲がれば魚屋、下の階では弁護士がいつも私たちの音楽に文句を言っています。

Paper & Pineが動きはじめたのは2023年の初め、かつて額装屋だった店舗の奥の部屋でのことでした。マルグリットはボストンの文房具ブランドで紙すき職人として働いたあと、そこを辞めたばかり。もっと小さく、ゆっくり、スケールしない何かを作りたかったのです。テオは消費財メーカーで画像モデルの学習を担当していて、どの案件もスライド資料で終わる日々に疲れていました。

最初のバージョンはただのGoogleフォームでした。写真をメールで送ってもらい、週末に水彩で描いて、翌週にポスト投函、料金は9ドル。32人が試してくれたところで、こちらの体力が尽きました。

それでもアイデアは残りました。写真をホイル紙に載せるのではなく、描いたカードを送る。「薬局で買ったやつ」と「イラストレーターに頼みました」の中ほど。テオは2024年の夏をまるごと使い、遺品整理の売場で量り売りで買い集めたカード(最終的には1940年代から1970年代の約4万枚)で小さなモデルを学習させました。本物の色褪せ。本物の不完全さ。他の画像生成が吐き出すプラスチック的な質感とは違うものです。

9月にはアイリス(紙と印刷の担当、私たちが書体で揉めているときにスタジオを仕切ってくれる)とニナ(イラストレーター、モデルの味見役、クッキーを食べる人)が加わりました。「印刷して発送する」サービスは2024年10月に公開。最初の12月に1,100通を発送。去年の12月は26,000通になり、追いつくために季節スタッフを2人雇うことになりました。

これがすべてです。ベンチャー投資はなし。破壊的イノベーションもなし。小さな建物、小さなチーム、おいしいコーヒー、そして家族写真をまるで曾祖母が送ってくれたように見せようとしている1つの絵画モデル。それだけです。

カードを作る人たち

4人と、犬が1匹。

マルグリット・カゾー

共同創業者、紙と印刷

モントリオール郊外で育ち、リヨンで紙すきを学ぶ。スタジオの現場を仕切る。封筒の重さについては世界一の持論があります。

テオ・ヴランケン

共同創業者、モデルとウェブ

ベルギー出身。ブルックリンの消費財メーカーで4年ほど画像モデルを学習させていました。モデルを組み、コードを書き、アイリスが忙しいときはコーヒーも淹れます。

アイリス・ハマニシ

プリンター兼スタジオマネージャー

オアフ島出身の版画家。本人いわく「気候とロマンス上の理由」でメイン州へ。プレス機を動かし続け、私たちを謙虚でいさせてくれます。

ニナ・シェーファー

イラストレーター、味見役

MassArtを卒業後に加入。モデルに読み込ませる参考資料を手描きで用意しています。ちなみに犬の飼い主もこの人。名前はモス。

26,214

2025年12月に発送したカード

約37秒

アップロードからPDFまでの中央値

1台

1961年から現役の活版印刷機

4万枚

モデルに読み込ませたミッドセンチュリーのカード

場所

スタジオ訪問について。

入口はコマーシャル・ストリートに面した赤いドアです。いまも使える真鍮のレタースロットがあり、手紙を差し込んでいただくと、その日の夕方には読みます。店舗ではないため、中にお入りいただく場合は事前のご予約をお願いしています。

とはいえ、平日の午後などに立ち寄っていただいて、ドアが開いていれば、おそらくやかんも沸いています。来訪はいつでも歓迎です。

Paper & Pine Studio LLC — 414 Commercial Street, Portland, Maine 04101

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